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■2008/08/14〜16

信濃俣河内釣行

参加者:黒田/松村(記)
天気:晴れ

今年のお盆休みはどこに行こうかと考えていた。天気予報を見る限り新潟をはじめとして北の方は途中天気が崩れる予報だったので、それだったら南に行こうということになり、僕の行ったことのない信濃俣河内に黒田さんに案内してもらい行くことにした。

時期的にはお盆ということもあり「どこに行っても釣り人だらけで釣りにならないんだろうな〜」という感じであったが「まあ渓でゆっくりした時間を過ごせればいいかなっ」て感じで出発である。

行きの車中、黒田さんが一言「あっタープ忘れた!」

これは痛い。小屋泊まりの予定だがこの時期は人が多くて小屋に泊まれない可能性が高い。天気予報がいくら晴れとはいえ万一雨が降ったら悲惨なことになるのは間違いない。

というより「現地で気付かないで今気づいてくれてよかった〜」と思う。

さーてどうするか?行き先のインターは幸運なことに静岡、海で遊ぶ観光客の多いところである。

「静岡ならコンビニにあるんじゃないすか?海で遊ぶ人多いし」(松村)

「それもそうだな」(黒田)

「静岡通るならドンキホーテとかあったりして(笑)」(松村)

「携帯で調べてみなよ」(黒田)

「あっ!駅前にあったあった」(松村)

なんとものんきなスタートだった。ドンキホーテにはまんまとレジャーシートが置いてある。(ちなみに後で寄ったコンビニには無かった・・・)ドンキホーテの客はどうみても水商売のきれいな女性ばかり、目の前には風俗の無料案内所、まさに飲み屋街のド真ん中だった。

とてもこれから源流に釣りに行く気分では無くなり飲みに行きたくなるが、後ろ髪をひかれる思いで畑薙ダムを目指すことにした。

畑薙ダムの臨時駐車場にはなんと100台(数えてないけど)位の車が止まっていた。

「終わったー!」(松村)

「俺もこんなの初めてだよ、でもここにとめるのは登山客だから・・・」(黒田)

と言いつつも不安そうな黒田さん。

 

 

そのまま進み信濃俣河内の車止めを目指す。

車止めに到着するとなんと1台しか止まってない!

「これなら大丈夫だ」なんて言いながらとりあえず入山祝いのビールで乾杯。準備をして出発である。ダムから下降しバックウォーターに降り立つと水が全くない広河原だった。

だいぶ渇水のご様子。なーんもない広河原をテクテクと歩いて行く。やがて水も出てきて魚のつきそうなポイントも出始める。途中から杣道に上ってずっと上まで行くらしい。時間もたっぷりあることだしということで、下流域も少し釣ってみることにした。

早速7寸のきれいなアマゴが飛び出した。

最近は岩魚ばかり釣っていたせいか、アマゴが釣れると新鮮で妙にうれしい。しかし、道にあがる目印が見つからない。結局「どこだ?」なんて言いながらかなり進んでしまった。帰りに分かったことだが以前あった目印が無くなってしまったようだ。かなり進んでしまったので水線通しで歩いていくことにした。ゴルジュ手前の三俣に到着。ちょうどお昼過ぎだった。


「この辺に小屋があるんだけどどこだったかな〜」(黒田)

どうしても小屋が見つからない。30分ほど上流と下流をくまなく探すが見つからない。そんなわかりにくい場所にあるんだろうか?

黒田さんは崖を登ってまで小屋を探している。

結局、小屋はあきらめタープを張ることにした。テンバは砂地の高台にいくらでも取れる。小屋より快適そうである。

その後、三俣の支流と本流の第一ゴルジュ途中までを釣りあがった。数は出るが良い型が出ない。この日はなんとか8寸の岩魚とアマゴを1匹づつキープして納竿とした。沢登りのグループが下から上がってきた。小屋のことを聞いてみるとだいぶ下流だったようだ。小屋よりも快適なテンバなので天気さえ崩れなければ結果オーライである。

そして、宴会突入。食いまくり、飲みまくりの始まりである。

残念なことに酔っ払ってて写真がない。
黒田さんの作った岩魚カツ丼で胃袋にとどめをさす。旨い!・・・しかし記憶はここまで。

気がつくと、高台のテンバまで1mのところで寒くて目が覚めた。さっぱり覚えていないが、酔っ払っていてテンバまでたどり着かなかったようだ。しかもヘッデンは点けっぱなし(なぜか点滅してた)、さらに靴も履いていないで撃沈している。翌朝、黒田さんに聞いて見るもののどーなってたのかやはり覚えていないらしい。テンバまで上がる砂地に這い上がった跡が見える。上にあがる道があるのにその道がわからなかったのだろうか???

だいぶ寝坊して、沢登りグループに先を越された。仕方ないので今日は小屋を確認しに釣り下がることにした。

しかし、あたりがない。魚も走らない。



大苦戦であるが、なんとか良型の岩魚を釣りあげる。小屋を確認して戻ることにした。


テンバまで戻って14時だった。夕方、再度上の沢に別れて釣ることにした。

黒田さんがなかなか戻ってこない、爆釣なのだろうか。17:30頃ようやく戻ってきた。


サイズは小さいがやはり「爆釣」とのこと。本流は沢登りや釣り人が毎日入っていて厳しい状態ながらやはり支流は良いみたいだった。

待っている間に大量に焼酎を頂き、すっかり出来上がっていたので、この日の宴会は長時間は続かず焚き火の前でウトウトしてしまった。

そして最終日、早めに帰るとどう考えてもお盆の帰省ラッシュに巻き込まれる。

これを避けて、17:00に車止めにつくように帰ることにした。

午前中、ゆっくり釣りを楽しみテンバをきれいに片づけて14:00に出発。予定どおりに車止めに17:00過ぎに到着したがここでトラブル発生。

「うギャーーーー!!!!!ヒルがついてる〜」(松村)

「えっ俺には大丈夫???ついてない?」(黒田)

「取って取ってえ〜〜〜〜〜〜〜!!!」(松村)

恐ろしく気持ち悪いものである。

「良い記念になったね」なんて黒田さんは言っているが全く良い記念などでは無い。

自分には4匹もくっついていたが、黒田さんは被害ゼロだった。大井川水系はヒルがいるのは知っていたがやはり嫌なものだ。

ヒル退治に手間取って出発が遅れた。

帰りの温泉で最終ヒル確認を行いようやく帰路についた。


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