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■2010/3/27

暇人「岩トレ」

(参加者)下田・秋田
豊田・藤森・金田・石島・奥富・鈴木一夫
新発田(記)

 

暇人の「岩トレ」といえば日和田山の岩場をよく利用していた。あるいは奥多摩、鳩の巣駅近くの河原でもおこなった。
いずれも、難易度が高い岩場だったり、身近に適度な支点が取れなかったりで。私達にとってイマイチ!ちょうど良い練習場ではなかった・・・。
今回、この場所にしたのは「岩トレ」が押し迫ったある日、会員のひとりが日和田山の麓、高麗川(巾着田)の河原で偶然、東京マタギ深瀬信夫氏のアウトドア講習会に出合い、見学して来たのがきっかけだった。ここは、まさに私達の「岩トレ」には、もってこいの好条件が揃っていた。

桜が前日、東京で開花し。飯能市のこの辺は一分咲きだった。気の早い花見やバーベキューのグループのいる中、橋の真下に車で乗り込み。歩いて0分さっそく、手頃の石垣(人工物)に集まり講習会を始める。

今回「岩トレ」の重点的指導内容は。
あえて、クライミング用具等に頼らない技術(道具を持ち合わせていない場合、どう対処し切り抜けるかを想定し行ってみる)。
現場での比較的多用する技術を確実に身につける。

『下降器を使わないザイルだけによる下降』


(垂らしたメインザイルを腰の位置でUターンし、前方で握り合わせ制動する)


[古式下降・肩ガラミ1]首の部分にザイルが擦れるので注意。


[古式懸垂?肩ガラミ2]上方@より→股下から背中を廻り→A右肩→B前方右手に合わせ→C下側方向へ流す(右手の握り加減と股、背中、肩で制動する)


右肩よりザイルが外れないよう注意しよう。

(ザイルを右腕に絡ませ、左腕側は脇腹あたりで押さえて制動)


( ザイルを右腕に絡ませ、左腕にも絡ませ制動する)


その後、エイト管や、カナビナの半マストで下降をくり返し練習する。

エイト管による懸垂下降の開始。

半マストによる懸垂下降。

 

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(下田流、半マストの手順を習う)

(橋の欄干側に移動した)



川の中や現場では往々にして、支点のとれるようなモノがない場合が多い。そこで 下降(ビレイ)器を使わないで、ボデイビレイする。 この際、 身体に掛かる圧力や衝撃も体験してみる。確保者は下に引き込まれないよう、しっかり踏ん張ろう・・・
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(下から登る者を肩ガラミで確保している)


ここでは都合良く欄干に支点がとれる。ザイルの方向を変える事で比較的容易にビレイができる。(注*画像をみると、2ヶ所の支点は、この場合不要?どちらか1つが良いようだ・・・)



下から登る者を下部で確保してみる(トップの確保)



講習は次第にエスカレート

欄干よりザイルを垂らし、貴重な空中懸垂する者。

垂らした太いザイルに、手持ちの細引きでプルージックを使って登り返しを体験する者。

空中での昇り返しはかなりキツイものがある。

プルージックは随所で使うので憶えておこう。


今回の「岩トレ」は大変充実したものだった。
小春日和で天気は良かった。(もっとも)雨なら橋の下に逃げ込めば良し。宴会も出来そうな場所だった。

会員の中には、ルアーを試したいという者が多く、直ぐ前の水面に向かいキャスティングの練習を1時間ほど行い、一日を終えた。

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 


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