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■2010/09/10〜11日

御神楽沢釣行

参加者:松村・鈴木啓一・奥富・新発田(記)

石畳上流にて

当初の計画では12日(日曜)までの2泊のつもりでいたが、12日の予報が雨らしい。
いずれにしろ2泊分の荷物を担いで、ミチギノ沢にテン場を取り、様子を見て判断する事にした。

9/10(金)晴れ。
御神楽沢取水口より分かりにくい道をかき分け、小沢が現れたのでそのまま御神楽沢に出てしまう。
「少し違うかもしれない・・・」と以前ミチギノ沢まで行った松村が、立ち止まる。
渇水気味だが、早くも首まで浸かるかもしれない難所に出てしまう・・・なんとかお助けロープで越える。


予定していた行程が1時間以上過ぎており。空身で一人下流を確認に戻ると、やはり通り過ぎていた。
ミチギノ沢、約30m奥の右岸にテン場があって、そこにザック下ろした。
雨が心配でタープを慎重に張る。薪も集めた後、夕方まで釣る事にする。


私は偵察を兼ね一人で御神楽沢を竿を持って見に入った。明日は本流上流まで行く事になっている。誰もこの先は行った事なく、少し心配だった。
沢の様子は穏やかに続いており、しばらくすると5mスダレ状の滝を確認して引き返す。イワナも釣れて証拠2匹をカラビナにブラ下げを持ち帰る。
テン場では、ミチギノ沢上流に入った者も戻っておりイワナを捌いていた。明るい内に夕食の準備を始める。



焚き火が、暗くなった河原でほど良く燃える。夜空は星がいっぱい輝く。酒好きの皆は腹一杯で眠くなり一段高いタープ基に落ち着く。
夜中、蚊とリ線香が燃え尽きていて、蚊にひどく刺される。蚊取りに火を点け寝袋にもぐり込む。

9/11(土)晴れ時々曇り。
朝、私は暑くて汗ばんで起きた。蚊が嫌で身体を寝袋から出せなかったせいかも知れない。皆も同じ事を言いながら起き出す。
天気は良い様だ。午後から悪くなるとも聞いていた。急いで朝飯を済ます。
テン場はそのままで、サブザックに身支度を整え、6時に出発する。

昨日、偵察で見た5mスダレ状滝に着いて休憩。滝壺に竿を出して見るが貧果であった。滝の右側を簡単に越える。


渓相は比較的穏やかで竿をまた出すと。テンカラ、餌釣り、ルアーともそれぞれにイワナが釣れる。奥富が大岩の陰から尺物を釣り上げる。



ゴルジュや滝と釜などが多くなる(「くの字ナントカ」「逆くの字ナントカ」と仮称名がある滝やゴルジュが幾つもあるので混乱する)
早々「くの字」に曲がる滝の難所が出てくる。左岸をヘツリ(この最中、右手から6m小糸滝あり)水量が弱いせいか滝をそのまま這い上がる(残置ハーケンあり)。



斜瀑2段を右岸をヘツリながら岩棚を怖々追いやられながら越す。
この前後に「くの字」滝とゴルジュもあったが残置ロープで左岸をトラバースした(ずっと下流だったかも知れない)。



二万五千の地図が上下分かれるあたりの位置が一層分かり憎い。
「逆くの字」10m滝も右岸から越す。左からの小滝もあって、それに近付きながら越す方が容易のようだ。

まもなく、岩畳地帯になる。意外と早い時間で(写真でよく見る)「中央樋状の滝」に来てしまった気がする。
すでに皆、竿は仕舞ったままで歩いてきていた。独特の岩の形状にしばしみととれて、のんびりしてしまう。
しばらくナメ滝が美しく続いた。イワナはここでは釣れなかった。



再びゴルジュウ(くの字状)となったら、2段の滝が現われた。奥の滝に圧倒され「ここらで引き時かな?!」と思ってしまう。
私の地図には、5m滝とスラブ状10m滝とメモしてあった。ただ、スラブと云うよりスダレ状の滝に見えてしかたがなかった。


時間は12時であったが、滝を越すのは難しそうで、これにて引き返す。(自宅に確認すると、スラブ状大滝だった)

帰りの途中、水の美味い小沢があった。ついでにとラーメンの準備をする。大鍋の湯が温まりラーメンを入れようとしたら、誰もラーメンだけザックに入れてなかった。
『入れた?』とか『入れた!』とかの掛け言葉で、結局「入れてない」事で大笑いする。



天気は晴れて持ち越しそうだ。が、今日中に下山する事に決定する。
事前の目的地『岩畳』や『スラブ状大滝』まで行く事ができたと思う。今朝の早出した事がなによりも正解だった。
ここテン場でラーメンを食べて、13時撤収。

この後帰路で先頭を歩く私は、後から『待って!』の掛け声で立ち止まり、ボーとしてるとスズメバチに手の甲を刺されてしまう。
これが強烈に痛かった!


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